電車の中の社会

すごい勢いでスマホのゲームに熱中している人をたまに電車で見かける。他の情報を遮断し一つの世界に没入する。それが他人からどのように見られようが関係ないかのよう。個性というものが他とは全く無関係なところで立ち現れてくる性質だとすれば、集団の中で他を無視するその人のあり方はまさに個性なのでは。誰もが自分の幸せを他に捉われることなく追い求めることができる時代。我々はバラバラだ。皆が一様に個性的で、愛想がないのだ。